企業がYouTubeを活用する方法〜企画編〜【1年半で登録者1.5万人を達成したYouTubeディレクターが解説】

こんにちは!滋賀県でYouTube運用のサポートをしている小杉と申します。

日々、YouTubeに関するご相談や中小企業のYouTubeの運用代行を行なっております。

ここ数年、公式YouTubeチャンネルを始める会社が非常に増えています。

ただ、そのほとんどが十分に自社のYouTubeチャンネルを活用できているとは言い切れません。

  • YouTubeチャンネルを開設したけど、何を発信すればいいかわからない。
  • YouTubeを始めたけど思うように結果が出ない。
  • YouTubeを活用しているが投稿する内容がなくなった。

そんなお悩みがる人のために、ゼロから1年半で登録者数1.5万人を達成したYouTubeディレクターが中小企業がYouTubeを活用する方法を徹底的に解説します。

このブログを読み終えた時には、自社のYouTubeを今よりも活用できるようになります。

今回はYouTube動画を制作する際の企画についてお話ししていきます

このブログでは以下の順番で話を進めていきます。

目次

はじめに

まず、ここではYouTubeチャンネルを既に開設していることを前提に話を進めていきます。

YouTubeに投稿する動画の企画は、中小企業がYouTubeを活用する上で重要なことの1つだと断言できます。

この企画ひとつで、

  • 視聴者の年齢・性別・趣味嗜好
  • ターゲットに届けたいこと
  • YouTubeチャンネルが伸びるかどうか

がほぼ決まるからです。

つまり、YouTubeを活用するには、どれだけ目的に合った企画を出せるかが重要になります。

多くの方が、まず最初に「YouTubeチャンネル開設しました」的な動画や「自己紹介(自社紹介)」的な動画の投稿を考えるかと思うのですが、

正直なところ、私はそれらの動画の投稿は不要だと考えています。(あくまでも私個人の考えです。)

それはなぜか、

理由は、非常にシンプルです。

基本的にYouTubeのユーザーは

  • “あなたが何者なのか”
  • “あなたの会社がどんな会社なのか”

には、興味がないからです。

それはなぜか、YouTubeのユーザーの多くは目的を持ってYouTubeを視聴します。

それは、スーパーの特売で買った魚の調理方法や、ゴルフのスイングの仕方、数学の問題の解き方や、落ち込んだ気持ちを紛らわすための笑いであったりと

その目的は多種多様にあります。

それでは、どのようにして企業のYouTubeチャンネルに投稿する動画の内容を決めれば良いかを説明します。

YouTubeを活用する目的を明確にする

企業がYouTubeを活用する目的は様々あります。

自社商品のPRなどの販売促進活動や人手不足を解消するための採用活動、自社商品のユーザーに向けた商品説明や顧客との関係性強化、その他にも他社がやっているからなど

ここで考えて頂きたいことは、具体的に“何を目的としているか”です。

多くの企業の場合、販売促進活動や採用活動がその目的のほとんどかと思います。

この目的が不鮮明であったりすると、動画の企画にブレが生じてYouTubeを十分に活用できなくなります。

例えば、木の家を中心に取り扱う住宅メーカーが販売促進としてYouTubeを活用する場合

その目的は、“新規受注の獲得の増加”が挙げられます。

その目的を達成するために必要なことを細分化すると

  1. 新規問合せ件数の増加
  2. 既存顧客からの紹介の増加
  3. 受注確度の向上

が挙げられます。

つまり、これらを満たせるようにYouTubeの企画を検討していく必要があるということです。

それでは、この目的を明確にした上で、次は『ターゲットを決定する』を説明していきます。

ターゲットを決定する

先ほど、自社がYouTubeを活用する目的を明確にしました。

次はターゲットを決定していきます。

これは、目的が販売促進の場合は既存顧客の顧客像をターゲットとして大丈夫です。

ただし、新規顧客層の獲得を図る場合は、別途ターゲットを明確にする必要があります。

このターゲットが曖昧だと誰に向けた動画なのかがブレてしまいます。

また、YouTube活用の目的が採用活動の場合、“どんな人に応募して欲しいか”を明確にします。

ただし、ターゲットを明確化するがあまり、非常に希少な人物像になってしまうことがあるので、注意が必要です。

YouTubeにおけるターゲットの決定はある程度、大まかで大丈夫です。

例えば、先ほど挙げた住宅メーカーの場合

  • 年齢:20〜30代
  • 性別:男性(既婚で子どもあり)
  • 価値観:良いものを大事にしたい

といったターゲットを決定します。

ターゲットが決定したので次は『ターゲットは“何が”知りたいかを考える』を説明していきます。

ターゲットは“何が”知りたいかを考える

正直、多くの結果が出ない企業YouTubeチャンネルはここが問題点だと私は考えています。

先ほども書いたように、YouTubeのユーザーの多くは目的を持ってYouTubeを視聴します。

つまりは、YouTubeで自社の目的を達成するためには、自社の目的YouTubeのユーザー(=ターゲット)の目的を満たす動画を発信する必要があります。

なので、最初に「YouTubeチャンネル開設しました」的な動画や「自己紹介(自社紹介)」的な動画の投稿は不要なのです。

では、ターゲットの目的とは何か?

それは、その動画を見ることで何かしらのメリットを得ることです。

YouTubeで結果を出すには、いかにターゲット(=YouTubeのユーザー)が、その動画を見ることでメリットを得られるかが重要なのです。

では、メリットとは何かを考えると

例えば、先ほど挙げた住宅メーカーの場合

  • 家づくりの参考になる空間デザイン
  • 設備機器や家の機密性能
  • 建材が及ぼす悪影響
  • お得なローンを組み方

などが挙げられます。

これらのような“ターゲットが知りたい”と思う情報をいくつも挙げることが重要です。

採用活動を目的とする会社において、上記のような設備機器や家の機密性能に関する動画を発信しても、ターゲットのニーズと異なっているため、採用活動においては結果に結びつきにくいです。

ターゲットは何が知りたいかを挙げた次は、自社の強みを明確にします。

自社の強みを明確にする

先ほど、ターゲットのニーズを明確にしたので、今度は自社の強みを明確にしていきます。

まず、会社の強みはなんですか?

商品ラインナップの豊富さ?商品のデザイン力?新規開発の技術力?和気藹々とした社風?

YouTubeで大事なことの1つに“正直さ”があります。

言い換えると“無理をしない”ことです。

つまりは、会社のありのままを伝えることが重要です。

無理に強みを作り上げることは、どこかで必ずボロが出て視聴者の信用を失います。

逆に、「事業において失敗したこと」なども正直に動画として発信することで、視聴者からは好感を得られます。

なので、ここでは正直に他者と比較して優っていると考えていることを明確にします。

安心してください、動画にできそうなことなら、なんでも大丈夫です。

それでは最後にそれらをもとに企画に落とし込んでいきます。

企画に落とし込む

最後は、企画に落とし込む方法について説明します。

と言っても、既に

  • YouTubeを活用する目的
  • 獲得したいターゲット
  • ターゲットのニーズ
  • 自社の強み

が明確になっているので、それを満たせるような企画を考えていくことになります。

ただ、ここで1番のポイントとなるは“ターゲット(=YouTubeの視聴者)のニーズ”を最優先することです。

正直なところ、ここが満たせていない動画はそもそも視聴してもらえません。

なので、自社の強み(=魅力)を活かした動画でどのようにターゲットのニーズを満たすことができるか

を考えます。

例えば、住宅メーカーの場合

“家づくりの参考になる空間デザインが知りたい”というニーズには

『過去の施工実績や完成した住宅のルームツアーを行い紹介する動画』でニーズを満たします。

これを通じて、自社の設計技術やデザインのバリエーションの豊富さをアピールし、

ターゲットがその家に住みたい!と思わせて問合せに繋げることができます。

また、“設備機器や家の機密性能について知りたい”というニーズには

『よく使われている設備機器の性能面、価格面での比較とおすすめは何か紹介する動画』でニーズを満たします。

これを通じて、自社の知識量と安心感をアピールし、信頼を築くことで受注確度を向上させます。また上手くいけば客単価のアップに繋げられます。

これらからもわかるように、ターゲットのニーズを満たした上で、自社の強みを発信して、ターゲットからの信頼を獲得する。

これが結果に繋がりやすいYouTubeの活用方法です。

まとめ

以上の5つのステップでYouTube動画を制作する際の企画の作り方を説明しました。

これができれば、YouTubeを上手く活用していく近道になるかと思います。

ただ、日常業務を行いながらYouTubeの運用は、ノウハウや人的資源の不足からハードルがあると思います。

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最後まで、読んでくださって、誠にありがとうざいます。

皆様の会社の成長を心から願っております。

それでは!

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